母性とは

息子を抱いたままお昼寝をさせて2時間。いつの間にかこんなに大きくなったなぁと不意に感じた。思えば妊娠が発覚してから不安や予想外の事ばかりだった。

ギリギリまで仕事は続けるつもりだったから、少しずつ無理していたのかもしれない。ある日、大量の出血。一瞬あ、終わったな、と思った。
産婦人科に行くと切迫流産との事。一番に思ったのは、自分が休んで仕事のシフトに影響はないか、だった。幸い害はなかったものの、お腹の子供の心配より自分の仕事の心配をしている自分自身に不安になってしまった。こんなので母になれるのだろうか、と。
そこから無事持ち越し、仕事にも復帰。6カ月頃に男の子と分かりまた動揺。女家族で育った為男の子の扱いが全く分からない。大丈夫なんだろうかとまた不安になった。
ギリギリまで実家には帰らず、臨月に入り検診の際に少し痛みはあったもののスルーしていたら、その夜に本陣痛。分娩室までは何とか耐えたが踏ん張る前に力尽き、お腹を全力で押され出産。その際の獣の様な自分の声は忘れない。
出産後初めて対面した息子、さっきまでお腹の中にいて、私に異存していないと生きて行けなかった存在が、自分で呼吸をし、動き、泣いている。生命の尊さを感じた。
退院後昼夜問わずの世話は精神的に苦痛でしかなかった。マタニティーブルーもあったと思うが、何より苦痛に感じる感覚が母親失格だ、と自分で自分を責めるのが一番辛かった。
しかし時間がたつにつれ、開き直りも大事だと思うと、今までのイライラや泣きたい辛い気持ちが嘘のようになくなった。ああ、自分は疲れすぎておかしかったんだ、と客観視する事で肩の荷が降りた。 そんな息子も現在9ヶ月、病気もなく元気に育っている。 きっと母性とは、徐々に芽生えて行くものなのだろうと感じた。

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